戦争をしない国という誇り

連続講座「脱軍備・平和基礎講座」の第5回「日米安保体制と在日米軍」を受講。

講師はピースデポ特別顧問の梅林宏道さん。

横須賀は、元は旧日本海軍の基地のまちだったが、戦後はその基地を米軍が使っている。

そもそも平時において他国の基地を駐留させることは極めて異例だと、梅林さんは言う。

米軍が基地を置いている国は、自国以外に、日本、ドイツ、韓国、イタリアで、これらは第2次世界大戦の敗戦国だ。なかでも特徴的なのは、他の3国と比べて、日本には大型基地が21か所もあることだ(大型基地=代替資産価値10億ドル以上)。また、他国は近年、国内の米軍基地を減らしてきているが、日本では増えている。日本は、異例中の異例だと感じた。

日米安保においても、日本政府は主権国家意識が極めて希薄であるとの言葉には、同感だ。

この条約の10条には、「この条約が10年間効力を存続した後は、いずれの締約国も、他方の締約国に対しこの条約を終了させる意思を通告することができ」とあるが、1960年の10年後である1970年以降、終了についての議論はあったのか。憲法9条の下、常に終了への準備を怠らないようにするべきではないのかと思う。

それどころか、2015年には安保法制の成立、集団的自衛権の条件付き容認など、米軍とともに戦争のできる国へと変わってきている。

身近なところでは、米海軍横須賀基地でも、軍の機能強化につながる新たな桟橋工事が行われている。

憲法9条で日本の安全は守れるか。梅林さんの答えはYESだ。そのためには、専守防衛と非核3原則を実効性のあるものにすること。憲法9条の考え方は、世界的に1周進んでいるとの言葉にうれしくなった。

76年間も戦争をしないできたことに、私たちはもっと誇りを持っていいのではないか。

「脱軍備」

ただ反対するだけでなく、「脱」はオルタナティブなあり方を求める考え方だとのこと。

そう、私たちは「どうありたいのか」を、考え、話すことが大事なのだとあらためて思う。