法改正から1年、体罰は減ったのか?

児童福祉法、児童虐待防止法に「体罰禁止」が明記され、施行から1年が経ちました。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが行ったアンケート

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、今年1月にアンケートを行い、3月の報告書を発表しました。

体罰を容認する人は、2017年と比べて15.5%減ってはいるものの、いまだ4割以上です。

一方で、体罰が子どもに及ぼす影響を知ったことや、虐待等の痛ましいニュースを見聞きしたことをきっかけに、体罰を容認しない考えに変わったという人が多いことも、わかります。

コロナ禍による生活への影響がある人ほど、子どもにイライラしたり、孤独を感じたりしていることも明らかです。

子どもからの回答では、体罰は「絶対にやってはだめ」が圧倒的に多いこと、また、1割の子どもは「答えたくない」としていることも留意すべきです。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの報告書 php_report202103

神奈川県では

国や自治体も様々な施策を行っていますが、神奈川県の「体罰未然防止子どもの気づき啓発紙芝居」は、少々位置付けが違うのではないかと思います。

子どもが危険を感じた時、自らSOSを発することができるのは大事ですが、そもそもこの法律は、親権者等が児童のしつけに際して体罰を加えてはならないことを定めており、紙芝居に登場する鬼は、親権者等ではありません。

「暴力はダメ!」という社会を、みんなで作る

体罰を含む子どもへのあらゆる暴力に対し、子どもがそれを暴力であると理解し、何らかの対処ができるエンパワメントは、もちろん必要です。

誰に対しても、暴力はダメです。暴力は、人権の侵害でもあります。

残念ながら、世界中にたくさんの暴力があります。「関係ない」と思わないこと、多くの人が、暴力の現状を知り、考えることが、大事だと思います。

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