世界自閉症啓発デー

 

今日、映画「僕が跳びはねる理由」を観てきました。

この映画のもととなったのは、東田直樹さんの著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」(2007年)。

2007年当時、私は自閉症と呼ばれる子どもたちに関わる仕事をしていましたが、この6年余は、そんな現場ともすっかり離れてしまっています。

あの頃は、この子たちの見たり聞いたりしている世界を知りたくて、しかし、想像することしかできないもどかしさを感じていました。

スクリーン越しに、少し体感ができたかなと感じています。

映画の中で、口話としての発語のないエマとベンは、スペルトレーニングを経て、文字盤を使ってのコミュニケーションを獲得していますが、彼らはコミュニケーションスキル獲得以前の学校教育について「時間の無駄」「人権の否定」と言っていました。

見るもの聞くものについて感じることや思うことを、誰かと共有できることで、人は孤独にならずにいられるのだと思うのです。

共有の方法は、話し言葉によるものだけとは限らないはずです。

自らが閉じているのでなく、コミュニケーションについて、もっと研究が必要なのではないでしょうか。

東田さんは著書の中で言っています。

「僕たちは、自閉症でいることが普通なので、普通がどんなものか本当は分かっていません。自分を好きになれるのなら、普通でも自閉症でもどちらでもいいのです。」

ありのままの自分を好きでいること。好きでいられること。

そのためには、差別や偏見があってはならないのです。

今日4月2日は、国連が定める「世界自閉症啓発デー」。

 

「世界自閉症啓発デー」日本実行委員会公式サイトは、こちら。

http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=13