次亜塩素酸水、噴霧は要注意

非常事態宣言が解除され、「新しい生活様式」を実行しても、なお不安は解消されない状況です。

消毒用アルコール不足に対応するとして、横須賀市は早い段階で次亜塩素酸水の無料配布を始めました。次亜塩素酸水は、新型コロナウイルスへの効果について公的なエビデンスはありませんから、配布は市民の不安解消のためとも言えます。

 

配布されている次亜塩素酸水は、一体どのようなものなのか、市が市民に十分に知らせているとは言い難いと感じています。

次亜塩素酸水と一緒に配布されているチラシは、これです。

市民配布チラシ(裏面厚労省)

市民配布チラシ(裏面厚労省)のサムネイル

他市では、もう少し詳しいチラシを配布していたり、ホームページで詳しい説明をしていたりもします。

市は、配布している次亜塩素酸水については、食品添加物にも指定されている安全性の高いものだとしています。

しかし、たとえば次亜塩素酸ナトリウムと混同する危険性もあり、さらなる説明は必要だと思います。

市議会の新型コロナウイルス対策検討協議会を通じて担当部局へ意見を出しましたが、すでに多くの部数を印刷済みなどの理由から、チラシの内容変更はなりませんでした。

そんな中、このような報道が。

次亜塩素酸を噴霧すると除菌できるの?
効果は確認されていません」

https://www.msn.com/ja-jp/news/coronavirus/%E6%AC%A1%E4%BA%9C%E5%A1%A9%E7%B4%A0%E9%85%B8%E3%82%92%E5%99%B4%E9%9C%A7%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E9%99%A4%E8%8F%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%AE-%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%AF%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93/ar-BB14Ldfu?ocid=msedgdhp

記事は、独立行政法人・製品評価技術基盤機構の消毒手法タスクフォースの見解として、「感染予防に役立つ見込みがなく、濃度など条件次第では有害になりうるので使用はやめてほしい」と書いています。

また、独立行政法人・国民生活センターの商品テスト部は「噴霧が(人体に)安全とはどこにもうたわれていません」と注意喚起しているとも。

経済産業省は29日、次亜塩素酸水の噴霧についてまとめた資料を公表した。「新型コロナへの有効性は確認されていない」ほか、WHO(世界保健機関)の「消毒剤の人体への噴霧はいかなる状況でも推奨されない」という見解なども紹介した。

感染防止のつもりで行ったことが、他の健康被害を及ぼすことになってはなりません。まだ当分、配布は続けるのだとすれば、やはり説明の追加など、対策は必要だと思います。引く続き、求めて行きます。