依存症は、たいへんです

ネトゲ(インターネットのオンラインゲーム)依存症についての講演会に参加しました。

「ネット依存/ゲーム障害と治療の最新知見 ー横須賀から世界医学ICD11が変わるー」と題し、久里浜医療センター院長の樋口進先生がお話しされました。

今や、インターネットは生活の一部と言って過言ではありません。情報を検索したり、動画を見たり、SNSを利用したり、ゲームをしたりと、様々に使われています。

ネット依存とは、内実はゲーム依存とのことでした。

ゲームの中でも、RPG、シューティングゲーム、戦略シミュレーションゲーム、アクションゲームは依存になりやすく、また、これらを好むのは男性が多いということで、ゲーム依存での同センター受診者の男女比は8対1だそうです。受診者の多くは、中高生です。

世界保健機構(WHO)によるゲーム依存の定義は、

  • ゲームをする時間が守れない
  • ゲームが生活の中心になっている
  • ゲームによって生活に問題が起きている
  • 問題が起きているのに止められない

とされており、樋口先生は、さらに、

  • ゲームで頭がいっぱい
  • 禁断症状がある
  • いくらやっても満足できない

を、あげています。

症状や影響として、

  • 睡眠障害
  • 体力低下(柔軟性・筋力・持久力・心肺機能・骨密度の低下)
  • 学業への影響
  • 対人関係

が、あげられていました。

また、ゲーム依存症の人の特徴として、脳の前頭前野(記憶や思考をつかさどる)が小さいことも説明がありました。

ある調査によると、ゲーム開始年齢が早いほど、依存症リスクは高いということです。

「ネトゲ廃人」なる言葉さえある今、いわゆる「リア充」こそ、予防になり、対処にもなるということでした。

現実の暮らしの充実を望まない人は、いないでしょう。

依存症予防のためには、製造者責任など、予防のための制度についても考えるべきではないかと思います。

講演会の結びに、主催の県立保健福祉大学の先生が「依存症は本当にたいへんです」と、おっしゃっていました。

他の依存症にも共通することであり、ギャンブル依存が懸念されるカジノ構想についても、やはり、ダメなものはダメとの思いを強くしました。

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