3000万もの増額補正は、誰のため

2019年7月2日 02時43分 | カテゴリー: 活動報告

6月定例議会においての補正予算議案中、猿島でアニメ「ワンピース」のイベントを実施するために2795万円の増額補正があり、反対しましたが、賛成多数で可決されました。

「アニメ『ワンピース』と『カレーの街よこすか』が、ともに20 周年を迎えることを記念したコラボイベントを開催するとのことですが、関係のない2つの事柄がたまたまどちらも20周年になるだけで、何ら理由とはなっていません。

東映アニメーション、京急電鉄、トライアングル、横須賀市の連携した企画となっており、この夏公開予定のアニメ作品劇場版のプロモーションにあわせ実施することで、メディアへの露出を図るとともに、ラグビーワールドカップ日本大会、東京オリンピック・パラリンピックを前に、国内外の幅広い世代への発信と集客により地域経済の活性化を目指すとしていますが、地域経済の活性化について具体的な目標もなく、こじつけです。

増額補正2795万円の内訳は、

①映画のイラストを使用したステッカーなどの配布などに361万3000円、

②街中や公園等の装飾に1734万9000円、

③イベント周遊マップの作成などに368万8000円、

④警備費には 330万円 としています。

特に②の中には市役所外壁のラッピング装飾が一番の多額となっており、これがどのような経済的効果があるのか皆目見当が付きません。

多くの来訪者を期待する一方、市民生活に影響が出ないようにとの施策もありません。

作者と市長が知り合いだとのことですが、作者に著作権料などで儲けさせるだけの企画となってしまうようでは、前市長が知人を入職させ100条委員会まで開かれた時と何が違うのかとの誹りは免れません。

公立保育園ではお古の三輪車を地域住民から譲っていただけるようフェンスに貼り紙をしています。

在宅の重度身体障害者は週に一度しか入浴ができていません。

そのような状況を思う時、市の貯金ともいえる財政調整基金から3000万円近くもの繰り出しをしてまでこの事業に補正を行うことには賛成できません。

今年度予算は、財政調整基金のおよそ半分を既に取り崩した横須賀史上2番目の大型予算ともなっています。財政調整基金は打出の小槌ではありません。人口が減り、少子高齢化が進むことで、今後市税収入は明らかに減っていく中、財政調整基金はパンドラの函と思うべきです。