この目で見た「軍備」

2018年2月1日 18時59分 | カテゴリー: 活動報告

1月31日(水)、基地巡りをしました。

神奈川県は、沖縄に次ぐ第2の基地県。
この日は、
①横浜ノース・ドック
②小柴貯油所(返還地)
③池子住宅地区および海軍補助施設
④横須賀海軍施設
を、巡りました。
もちろん、施設内に立ち入ることはできません。

日々を暮らしている私たちのまちの中にあって、私たちのまちでない場所です。

これらの場所に共通して特徴的なのは、騒音がほとんどないことです。
飛行場が、無いからです。
横須賀基地は空母の母港となっていますが、艦載機は沖で飛び立ち厚木基地へ行ってしまうため、空母は東京湾を静かに入ってきます。
また、横須賀においては、基地が臨海部にあり、市民の交通をあからさまに妨げる場所に位置していないという事情があります。
そんなことから、市民の基地への意識は高くないと思っています。

米海軍横須賀基地の前に広がる横須賀本港には、市民が航行できる海域があります。
ヨコスカ平和船団に、海上から基地を案内していただきました。

基地巡りは、すでに複数回行っていますが、今回は「軍備」を目の当たりにしました。

ミサイルの積み込み(海上自衛隊)
米海軍横須賀基地と海上自衛隊横須賀総監部は隣合せに位置し、また、米軍施設の一部は自衛隊との共同使用となっています。
自衛隊が潜水艦にミサイルを積み込んでいると思われる場面に遭遇しました。
同行した方からは、「何に使うのか?どこで使うのか?」との声が聞かれました。

弾薬庫増設工事(海上自衛隊)
湾の向かい側には、マンション群や中学校も見えている場所です。
関東大震災では、この基地の弾薬庫は何日間も激しく燃え続けたとのことです。
暮らしの安全は、どこにあるのか。

 


そして、ここまで書いて、気付く。
ミサイルの本物を見てしまったことも、弾薬庫増設工事現場を見たことも、それはショックだが、これらをもって「軍備を見た」と言っている自分に気付く。
つまり、その他のイージス艦や護衛艦や、基地そのものが、そもそもは「軍備」だ。
ここ三浦半島で生まれて育つということが、基地を「あって当たり前」のものとし、大人になってやっとその存在について考えることができていたはずなのに、「当たり前」の染みは簡単には消えないのかもしれない。


ここには、基地巡りの観光船も通ります。
人気があり、休日には乗船客の列ができるほどです。
原子力空母ロナルド・レーガンは、一番の目玉なのでしょう。
斜めから遠景で見ると、その大きさがわかりづらいですが、海に浮かぶ滑走路、艦の長さは東京タワーの高さと同じ333メートルです。
原子炉を積んでいます。

他国の戦争への加担、自国が戦争できる国になるのではないかという不安、加えて、放射能汚染への懸念。

今回は、20人ほどでの基地巡りでしたが、大半が初めての方。
多くの市民とともにこの現実を共有し、考える人を増やしたいと思うのです。

参加者からは、
「こういうのを見て『かっこいい』って思う子もいるよね」との声もありました。
子どもたちに、どんなまちを、どんな未来を残してやれるのか、大人たちの責任は大きく重いものです。
でも、政治が最優先に考えるべきことは、そのことにほかなりません。