教育福祉常任委員会

2015年12月3日 19時12分 | カテゴリー: 活動報告

横須賀市議会には4つの常任委員会があります。

「総務」「生活環境」「都市整備」「教育福祉」です。

私は教育福祉常任委員会に所属していますが、所管する事項が多く、定例会ごとに丸々2日かけて、議案の審議、請願・陳情の審査、報告の聴取等を行います。

昨日、「放課後児童クラブの安定的運営と質の向上に資する補助金交付を求める請願」を審査しました。

以下、請願内容です。

放課後児童クラブの安定的運営と質の向上に資する補助金交付を求める請願

【請願の趣旨】

 横須賀市には、2015年9月現在48小学校区に59の放課後児童クラブがあります。留守家庭児等の3729人の内1555人(2014年4月現在)が放課後を過ごしています。民設民営により設立・運営され、国の放課後児童健全育成事業の国庫補助金と横須賀市独自の家賃補助等、利用料金等で賄われています。横須賀市も補助の拡充を行ってきましたが、「設立・運営ができない」「職責に見合った待遇で指導員を置くことが出来ず安定した運営が難しい」「利用料金も高く利用できない」等、様々な課題を抱えてきました。

 2015年4月、いよいよ『子ども・子育て支援新制度』が施行されました。横須賀市の放課後児童クラブについても、市町村が実施する『地域子ども・子育て支援事業』に位置付け、2014年9月議会において、一定の水準の質の確保に向けた取り組みをすすめるために国が策定した、「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準(平成26年厚生労働省令第63号)」を踏まえた条例を議決しました。

 同時に国は、「集団の中で子どもに保証すべき生活環境や運営内容を明確化し、事業の安定性や継続性を確保する必要がある」とし、『放課後児童クラブ運営指針』を策定しました。また、その財源措置として、補助項目と補助額を増やし、放課後児童支援員の処遇改善や、補助額が低い19人以下の学童クラブに対する補助にも取り組んでいます。

 各放課後児童クラブでは、条例を満たすべく、放課後児童支援員の複数配置、開所時間の延長等様々な対応を行ってきましたが、横須賀市は、諸課題を軽減する国の補助項目を事業化することなく、4月条例を施行しました。

 多くの放課後児童クラブが、さらに厳しい運営を強いられています。

 横須賀市が、新制度の理念を踏まえた財源を確保し、以下の国庫補助項目に取り組むよう求めて請願いたします。

【請願項目】

横須賀市における放課後児童クラブの安定的な運営と質の向上を図るために、

  1. 来年度、確実に国庫補助「放課後児童支援員の処遇改善事業(常勤・非常勤の配置)」に取り組み、各放課後児童クラブに補助金を交付すること。
  2. 1で要望した事業の今年度分については、市の補助額である3分の1にあたる額で補正予算を組み、各放課後児童クラブに補助すること。

 

 長くなりましたが、つまり、新しくできた補助金をいただける条件に沿うよう、放課後児童クラブは人を増やしたり時間を長くしたりしたのに、処遇改善の補助金を、市は用意していなかったということなのです。

 市内の放課後児童クラブの平均的な利用料は1か月17,000円くらい。(高っ!)

 対して、放課後児童支援員の平均的な給与は170,000円。(安っ!)

 共働きの家庭やシングル家庭にとっては「なくてはならない」放課後の居場所。命を預かるとともに、こどもの育ちに大きくかかわる「もうひとつのおうち」。

 委員会での審査結果は、意見が分かれて請願項目1のみ了承となりました。私は1、2ともに了承としたのですが、残念です。

 子育て世代の市外転出が著しい横須賀市。自治体間で政策をむやみに横並びにすることはないとも思いますが、すぐに必要だと判断されることは、すぐにやらないと! 今の子どもは将来の親。この子たちが親になったときにどんな子育てをしてくれるのかは、今の大人たちがこの子たちに対してしていることが映っていくのだと思うのです。